第1話 目が覚めた話
みなさん、こんにちは。
東京都立大学1年のまひまひと申します。
前々から告知していたMetroACがやっと始まります。
25人でカレンダーを埋めるのが理想でしたが、結果(11月29日時点)は6人。
ちょっと寂しいんですけど、その分1人の記事ごとの期待感が大きくなっている気がします。
私もちょっと頑張って長く書こうと思います。
私は「目が覚めた話」を書きます。
私は今年、システムデザイン学部インダストリアルアート学科に入りました。
この学科はざっくり言うとデザインについて学ぶものです。
私は絵を描くことは苦手で大嫌い(2次試験にデッサンがあるのに全然対策しなかったぐらい)なのですが、デザインというものに興味があったのでこの学科を目指しました。
半期に1,2個ほど、絵をしっかりと描かないといけない授業があります。
大学生になっても絵を描くのは嫌いなままので、そういった授業にはやる気が出ません。
前期・夏季の授業で絵を描くのが嫌いだと再認識した私は、後期では「絶対に絵を描くものか」と決意し、実習のある授業をとらないようにしていました。
そう決意した私に対して、友達は「日野キャンに行ったときとか就職してからめっちゃ困ると思うよ!!」と忠告し、私は1つ、実習授業をとることにしました。
その授業は「東京都立大学に何か新しい空間やサービスを提案してください」というものでした。
それぞれの生徒が大学に欲しい空間・サービスを提案し、その考えをA3の紙2枚ぐらいにまとめて提出します。
「自分のやりたいこと・考えていることを他に邪魔されずに思いっきり表現する」という経験ができる、、、はずでした。
私がやる気のあるインダス生であったならば。
絵が描けないために考えたサービスを視覚的に伝えることができないし、やる気が無いためにデザインを凝って読みたくなるようなビジュアルを作ることもできませんでした。
この前の発表会(前に立って何か言うのではなく、紙を見合うだけ)で私は学科の皆がすごい綺麗な絵を描いてたり、サービスのシステムを練っていたり、なんといっても見やすいデザインを施していたのを見て、私は後悔しました。
絵の描けない私にとってはデザインで勝負するしかないのに、デザインすら私はできていない。
「あんなに時間があったじゃないか!!」
「いくつもデザイン案を出して納得のいくものを作り上げれただろうが!!!」
授業後、私の愚かな叫びがTwitter上に放たれました。
遠吠えをしながら私は「俺、インダスの人間だ。」と気付きました。
そして、インダスの人間である前に私は大学生だということにも気付きました。
私はかなりダレていました。
大学生の道から外れていることに気付かないようにしていた。
私、大学生になって8か月ぐらい経ったけど、まだ全然。
やっと目が覚めました。
入学したてのころに自然と抱いてしまう漠然とした理想がありました。
その理想に少しでも近づきたい。
この現実から脱しなければならない。
この決意をもって『第1話 目が覚めた話』を終わりにさせていただきます。
読んでいただき、ありがとうございました。